はじめに
読者の皆様、はじめまして!
このメディア “circus” の出倉です。
今回はWebアプリをはじめとした、顧客情報や商品リストなどの大量のデータを扱うような場面でよく見かける、
「SQL とは何なのか? SQL には何ができるのか?」ということにフォーカスを当てた記事となっております。
そもそもSQLとは?
SQL(エスキューエル[1][ˈɛs kjuː ˈɛl] 、シークェル[1][ˈsiːkwəl]、シーケル[2])は、関係データベース管理システム (RDBMS) において、データの操作や定義を行うためのデータベース言語(問い合わせ言語)、ドメイン固有言語である。
「SQL」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。最終更新 2019年11月19日 (火) 10:30 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/SQL
SQLとは、(序盤の説明でも記述したとおり)顧客情報や商品データなどの大量のデータを扱う際に、
「1000件以上あるデータから欲しい情報だけを絞り込んで表示したい!」
「お客さんの情報を名前や連絡先などを区分けしてリスト化してプログラムに使いたい!」
など、大量の情報をExcelの表のように行と列で整理して管理したい!ということをするのに向いている言語の1つです。
SQLの中のデータってどうなっているの?
SQLの構造はExcelデータによく似ていると考えると理解しやすいです。
SQLでは1かたまりのデータの集合体をテーブルと呼びます。
(感覚的にはExcelなどにおける表と同じと思って大丈夫です)
そしてExcelに行と列がある通り、SQLのテーブルにもそれぞれに対応するものがあります。
それがカラムとレコードです。
カラムは「情報のカテゴリー」
○さん、△さん、□さんの名前、肩書、会社名を記録したメモを作りました!
そこから同じ会社の人をまとめたい!
左の図だと情報が散らかっていて、同じ会社名を探すのには少し時間がかかってしまいますが…
右の図だと同じ行を追っていけば簡単に絞り込めます!
右の図のように情報を「カテゴリ」ごとにまとめるために使うものをカラムと呼びます。
(≒Excelの行に当てはまるもの)
レコードは「顧客・商品別の情報」
次は人ごとに情報をまとめたい!
左の図だと情報が散らかっていて、同じ人物の情報を探すのには少し時間がかかってしまいますが…
右の図だと同じ列を追っていけば簡単に絞り込めます!
右の図のように情報を「顧客や商品」ごとにまとめるために使うものをレコードと呼びます。
(≒Excelの列に当てはまるもの)
テーブルの中の情報の例
果物屋の品物管理のためにテーブルを作成してみました。
今回の場合、カラム(行)には名前、種類、価格、色の4カラム、
レコード(列)には果物・野菜の名前をセットして管理してあります。
一度テーブルを作成してしまえば(SQLを使い)データを絞り込んで表示したり、あとから編集したりもできます!
方法については専門性が高くなっていくため、この記事では触れませんので、ぜひご自身で調べてみてください!
今回のポイントとしては
・SQLは大量の情報をExcelの表のように行と列で整理して管理したい!ということをするのに向いている
・SQLで情報を管理する際はテーブルというまとまりの中で行う
・テーブルの中の情報は「情報のカテゴリー」でまとめるカラムと
「顧客・商品別の情報」でまとめるレコードを使って管理する
の3点です!
これを機に、少しでもSQLというものに関心を持っていただけると幸いです!